『羊と鋼の森』を読みました

『羊と鋼の森』を読みました

こんにちは。
風邪ひいて治ったかと思えば仕事が忙しくなり落ち着いたかと思えば風邪をひき、、を繰り返していたら二度目の投稿にして結構な感覚が空いてしまいました。笑

これじゃあ三日坊主にもなりませんね。これから頑張って投稿します。

 

さてさて!

本題の読書第一号はこちらです。
タイトルでもうお分かりかと思いますが、『羊と鋼の森』です。

 

あらすじは以下。

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。個性豊かな先輩たちや双子の姉妹に囲まれながら、調律の森へと深く入っていく。
一人の青年が成長する姿を暖かく静謐な筆致で描いた感動作。

最初調律師の話と聞いて、専門性高そうだし読みにくいかなと思ったのですが、
本屋大賞にも選ばれるだけあって、とても読み易かったと思います。

また、この本は見識を深めるというよりも、調律(音楽)というものを入口に、芸術という大きなものについて考えを広げているような、そんな本です。

何より凄いなと思ったのが、主人公が幼い頃過ごしていた大自然の中にある様々な『音』の表現。
静寂の中で自然の営みが生み出す音をすごく丁寧に表現されているなと感じました。

 

羊毛フェルトと鋼の弦により音を出すピアノ。
完璧や正解と断言できるものが無い芸術の世界という深い森で、自分の答えを探す主人公の成長の物語です。

主人公がまた良くも悪くも素直過ぎるんですよね!

人のアドバイスを全力でメモして、自分と合わない意見にはウンウン悩んで、器用に要領よく振舞えばいいところで真面目過ぎちゃったり。

そんな青年の話だからこそ、まっすぐに作中の言葉が染み込んでくるし、この作品が音についてだけじゃなく人生についても考えさせられるんだろうなと感じました。

 

そして作中最後の壁を乗り越える際のカギとなったもの。

伏線もあったりするのですが、これを読むと人生無駄な事だらけではないんじゃないのかな、と思えます。

どんな経験も、自分の引き出しを増やすものなのだろうなと。

そう思ったりもできて、何とも言えない安心感でもって読み終える事ができました。

 

最後にこの作中で気に入った文章を出します!これを見るだけでこの作品の魅力がある程度伝わるであろう文章!!

察しの良い人にはネタばれにもつながるので、見る時は注意してください。
見る方はこちら

 

競技や仕事としてではなく、人生を豊かにする為の芸術を好む人には共感できる点の多い作品ではないかと思います。

とても気に入ったので、興味の湧いた方はぜひ皆さん読んでみてください。